2026年1月29日(木)
山﨑広太の戯曲ダンス 「右の眼、交差するデリカシー、青炎球、骨と直線(する)」を見に行った。
ずっと思っていたのは、柱や椅子がある狭い空間で身体をはちゃめちゃに使っているのに机に手をぶつけたり壁に激突しなくててすごい、ということ。自分の身体とものの距離が正確に測られている。
全体としては、私には上手な踊りがどのようなものか何かわからないものの、上手な踊りを見た、と思った。静止せずほんのわずかに体を動かし続けてみせるところとか、格闘技のように細かく手を動かしてみたり舞踏のように這ってみたりと人間に可能な様々な身体動作を繰り出してみせるところ。
とはいえ、人間に可能な動作をすべてやっているわけでもないようだった。というのは、演者同士が触ったり、支えたり、振り回したりすることでできる動きもあるはずだったから。全く接触しないわけではなかったが、最後の方に少しだけだった。ダンスを一緒に見に行った人は、接触すると演者の間に関係性ができてしまうからかもしれない、と推測していた。そうかもしれない。総体として、関係性や感情といったものが込められていないような踊りだった。
誰にも見せない日記は十年以上書いているが、自分しか読まない文章にはきちんと検討されないままになっている部分が多い。公開する日記はその行間を詰めるのに役に立っているようだ。